柳原病院 乳がん・子宮がん検診のご案内

子宮がん検診

乳がん検診

乳がんとは

乳がんは、かつて欧米人に多いとされていましたが、ライフスタイルの変化などから近年日本女性にも急増してきました。今やその発症率は20人に1人と言われています。乳がんは20代から発生を認め、40代後半から50代前半でピークを迎えます。他のがんと比較すると、中高年層の若い女性が罹患(りかん)するがんであることが言えます。毎年、新たに約7万人が患者になり、女性のがん罹患数では、乳がんがトップです。

検査について

20代・30代は超音波検診、40代以上はマンモグラフィー検診が有用です。
40代でも乳腺の密度が濃い方も多いため超音波とマンモグラフィーを毎年交互に行うことが理想的です。
若年の方など乳腺組織が多いケースでは超音波検査をお勧めいたします。

視触診

乳房の乳腺の部分にしこりがないか触診します。
わきの下や首のつけ根などを調べていきます。

マンモグラフィ
マンモグラフィは、乳房専用のX線撮影装置です。
・X線を使います。
・乳房を強く圧迫しますので痛みをともなうことが あります。
・検査時間は5〜15分程度です。
・自覚しない小さながんでも画像として
 描出することが可能です。

検査費用:マンモグラフィ+視触診4000円+税

※友の会料金は足立健康友の会(年会費700円)に加入されている方が
 対象になります(即日入会可)。

ご予約03-3882-1928

→足立区乳がん検診

子宮がん検診

子宮がんとは

子宮がんには、「子宮頸がん」と「子宮体がん」がありますが、原因も発祥のメカニズムも全く異なるがんです。子宮がんにかかる人は、年間約21,000人で、内訳は子宮頸がんが約10,000人、子宮体がんが約11,000人となっています。

 

子宮頸がん

子宮頸がんは遺伝などに関係なく、性交経験がある女性なら誰でもなる可能性のある病気です。近年では20代後半から30代に急増、若い女性の発症率が増加傾向にあり、特に症状がなくても、20歳を過ぎたら、2年に1回検診を受けることが勧められています。
がん細胞の増殖はゆっくりで、正常な細胞が浸潤がんになるのに5〜10年以上かかるといわれています。そのため、定期的に検診を受ければ、がんになる前の段階で見つけることが可能です。

子宮体がん

子宮内膜に多く発生します。内膜は生理のときにはがれてしまうので、閉経前に子宮体がんが発生することはまれだといわれています。年齢別にみた発生率(罹患率)は、40歳代後半から増加して50歳代から60歳代にピークを迎え、その後減少しています。子宮体がんは、ホルモンバランスの異常で起こる病気です。妊娠・出産の回数が少ない人、月経不順が長かった人、肥満や糖尿病、高血圧の人はリスクが高いといわれています。月経不順の方は若くても子宮体がん検診をおすすめします。

子宮がん検査の流れ

子宮頸がん検査

↓

問診

初潮年齢や生理の様子、
妊娠・出産の経験の有無、
月経の状況、
自覚症状の有無、などについて
お伺いします。

↓

内診

内診台にあがり、子宮頸部の状態を
視診し、腟鏡で子宮頸部の状態を
観察します。

↓

細胞診

やわらかいヘラやブラシのようなもの
を膣に挿入し、子宮頸部の粘膜を
軽くなでるように採取します。
まれに少しの出血が
あることはありますが、
痛みはほとんどありません。

子宮体がん検査

↓

問診

初潮年齢や生理の様子、
妊娠・出産の経験の有無、
月経の状況、
自覚症状の有無、などについて
お伺いします。

 
↓

内診

内診台にあがり、子宮頸部の状態を
視診し、腟鏡で子宮頸部の状態を
観察します。

↓

経膣超音波検査(必要時)

内診台にあがり、プローブ(探触子)
を膣内に挿入し、撮影します。
超音波で子宮内膜の状態に
異常がないかをみていきます。

↓

子宮体部細胞診  

細い棒状のブラシを子宮内に挿入して
子宮内膜細胞を採取し、顕微鏡で
異常の有無を調べます。
細胞診では、多少の痛みや出血を
ともなうことがあります。

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